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ふりこめ塚

昔々、とある商人が山道を歩いていた。
既に日は落ちかかっている。
このままでは山で野宿をする羽目になってしまうだろう。
そう思った商人は足を速める。

しばらく歩くと何か聞きなれない音が聞えてきた。
はじめは草木の揺れる音だろうと思っていたがどうも様子が違う。
耳をすましてよく聞いてみると、人の声のようだった。
「ふりこめ~、ふりこめ~」
たしかに「ふりこめ」と言っている。
商人は恐ろしくなって身動きがとれず、その場で震えていると
目の前に突然巨大なATMが現れて
「ふりこめーーーーーーーーッ!!」
と一際大きな声で叫んだ。
商人は恐怖のあまり気を失ってしまった。

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世界の鬼その2

背広鬼

イングランドのとある山に大男が住んでいた。
力持ちだが醜い容姿であったため、
人目につかぬように生きていた。
しかし男は常に貴族の暮らしに憧れていて
いつか自分も宮仕えしたいと考えていたのだった。

ある日、意を決して領主の城に出向き、
衛兵に宮仕えしたい旨を伝えた。
最初こそ衛兵はこの怪しい醜男に取り合わなかったが
官吏に取り次いでくれるまで此処を一歩も動かないと言い
座り込んでしまった。

いつか諦めて帰るものだと思っていたが
1日、2日3日経っても男はそこから動かない。
ついに、見かねたとある官吏が男に話しかけた。

「そなた、宮仕えがしたいと申したな。
 考えてやらぬこともないが条件がある。
 お前のその汚い身なりだ。それを何とかしないことには話しにならぬ。
 そうだな…虎を1000匹狩ってその毛皮で背広を作るのだ。
 お前のその大きな体に合う背広をな。」

勿論官吏の出任せではあったが、大男はその言葉を聴くが早いか
虎を狩るために山のほうへ全力で走っていった。
自分の夢を叶えるため、男は虎を狩る。
陽射しが照りつける夏の日も、空気さえも凍てつく冬の日も
男は虎を狩り続けた。

何年が過ぎただろうか。
とうとう夢を叶える日が来た。
最後の虎をしとめたのだ。
身の回りの道具や衣服を自分で作っていた男に
背広を作ることなど容易いことであった。
慣れた手つきで仕立て上げる。
そして夜が明ける頃には絨毯と見間違えるほど大きな、
大男の体にぴったり合った、一張羅が完成したのだ。
男は早速袖を通し、意気揚々と領主の城へ向かった。

ふもとの村では夏至の祭りの準備で賑わっていた。
誰もがせわしなく大通を行きかっている。
ある若者がその幸福な空気におよそ相応しくない
異形の影をみた。
「お、鬼だ!」
若者の叫びに呼応するかの如く、村人たちは
その異形に目を囚われた。誰もが恐怖を口にする。
鬼だ!鬼が出た!
その異形の鬼とは、大男のことだった。
鬼を追い払え!ある勇敢な若者は石つぶてを手に叫ぶ。
拳ほどもある石がヒュンと空を切り、男の額に命中する。
温かな感触を覚える。血が額からつつっと流れ出す。
勇敢な若者に続けと、村人たちは石で大男を打つ。
何が起こったのか?
官吏の言うとおり仕立て上げた背広に身を包んだ男は
最早貴族の仲間入りを果たした気分でいた。
それが何故?何故おれが鬼と呼ばれるのだ?
男は走った。とにかくこの場を離れなければいずれ殺されてしまう。


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世界の鬼その1

アボカド鬼

メキシコの旅行者が夜道を歩いていると
かすかに
「アボカドとって食いましょか。人をさらって食いましょか。」
と、聞える。
きっと風の音だろうと考えていると、
いつの間にか旅行者の目の前に巨大な影が立ちふさがっていた。
不気味に黒ずんだ緑色の、ごつごつした肌をもった
その巨大な影は
「アボカドとって食いましょか。人をさらって食いましょか。」
とかすかな声で囁いた。
さっきの声は聞き間違いでもなんでもない。
この異形の者の声だったのだ。

旅行者は気が動転して、たまたま手に持っていた鉄火巻きを投げつけると、
その巨大な影は風のようにふっと消えてしまった。

ようやく近くの村に着いた旅行者が宿の老主人にこのことを話すと
「それはアボカド鬼じゃ。人を食う恐ろしい鬼だが、鉄火巻きが苦手での。
 お主運が良かったのぅ。それにアボカドは『森のバター』とも呼ばれ
 ビタミンEが豊富に含まれておる。
 サラダやサンドイッチなど主に生食用として用いられる。
 醤油とも相性がよくマグロのトロに似ているんじゃ。」
老主人は顎鬚を撫でながらゆっくりとした口調で話すのであった。

このあたりを旅する旅行者は今でもお守りとして鉄火巻きを携えているそうだ。
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